【大学受験】 倍率について。計算方法も含めて大解説!!

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受験倍率をちらっとみたら

15倍を超えていたんだよね……。難易度が高すぎィ! 

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その倍率って志願者倍率じゃない?

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(。´・ω・)ん? 倍率って種類があるの?

​ほわい?


 こんにちは。
大学入試の時期が近づいていますね。受験生が大学を選択するときに必ずと言っていいほど確認する2つのものがありますが、何かわかりますか?それは、【偏差値】と【倍率】です。

もちろん、大学自体が魅力的で、その大学に入りたい!!と思えば偏差値は関係ないかもしれませんが、
「どの方式だと合格しやすいのか」という意味でも倍率はチェックしますよね。
希望の大学に1.0倍の入試方式があれば調べようとしませんか?そして条件が合えばきっと受験を考えると思います。

今日は入試における【倍率】についてお話ししたいと思います。倍率と一言で言っても、「どのような」倍率なのかを正確に知ることによって入試データを細かく分析することもできますので、受験生の知識としては知っておいてほしいところです。
実際の大学の入試データも使いながら解説していきます。
 

 ①入試における【倍率】とは?

倍率とは、大きく分けて二種類存在します。
まず一つ目は【志願者倍率】です。これは、志願者数÷募集定員で計算した倍率です。例えば、40名募集の学部に120名が出願したとすれば、120÷40で倍率は3倍となります。志願者倍率は鵜呑みにしてはいけません。なぜならば、この志願者の中には、当日受験をしなかった受験生も含まれていますので、あくまでも大学の難易度を測る目安として考えるぐらいがいいでしょう。
二つ目は【実質倍率】です。これは受験者数÷合格者数で計算した倍率です。例えば、150名受験した学部で70名の合格が出れば、150÷70で約2.1倍の実質倍率になります。これは受験者のリアルな数字を表すわけですが、実際にこのデータが出るのは試験の後、場合によっては春になることもあります。


これ以外にも、志願者を合格者で割るといった形で倍率を出している大学や、倍率だけを公表している大学も存在します。これらは全て算出方法が異なりますので、全ての数字が必ず一致するわけではないということを頭に入れておきましょう。
また、倍率が低いからといって安易に受験校を決定してしまうと、入学後に「こんなはずじゃなかった…」となり、最悪の場合、退学してしまうことにもなりかねませんので、注意してください。

 

②実際の入試データを基に解説!!

では、実際の入試データを基に、倍率について見ていきたいと思います。
以下リンクは、早稲田大学の昨年度入試データです。
 https://www.waseda.jp/inst/admission/assets/uploads/2020/07/2020_1.pdf
とりあえず法学部 一般入試を見ましょう。(学科がなく見やすいので)
一番右、「実質倍率」というのがありますが、これが先述した、受験者数÷合格者数の計算式のものになります。注がついているので下部の注を見てみると、ここでいう実質倍率とは、受験者数÷(合格者数+補欠合格者数)となっています。補欠合格というのは、合格を出した生徒が辞退した場合に繰り上げ合格となる制度のことで、繰り上げで合格することを「補欠合格」というのです。早稲田大学はその数も含めた合格数で計算しているということがわかります。

ちなみに、法学部一般入試の実質倍率は5.2倍ですが、入試前に公表される志願倍率だと、志願者数(4,712名)÷募集定員(350名)で、13.5倍になることがわかります。とても高いイメージですよね。でも実際は5倍程度なのですよ。
また、同じ法学部のセンター試験利用入試を見てみましょう。(今年から名前が変わって大学入試共通テスト利用入試になります) その入試方式だと、志願者倍率はなんと19.1倍にもなるのです!!
しかし、合格者が定員100名に対して466名出ているので、実質倍率は4.1倍まで下がるわけです。一般入試の方が志願倍率は低いのに、実質倍率は一般入試の方が高くなるんですよね。早稲田の場合はこの傾向が過去5年間でほぼ同じで、センター試験利用の方が倍率自体は低い傾向にあります。

③まとめ

以上、倍率についてお話しさせていただきました。早稲田の項目を見ていただければわかるのですが、志願者倍率と実質倍率にはかなりの乖離があり、逆転現象が起こるということも確認できたかと思います。実際に試験を受けて結果が出るまで受験というのはわからないので、単に志願者倍率が高いから止める、低いから受けるというのではなく、過去データを参考にしながら、最後まであきらめない勉強をしてほしいと思います。


また他大学に関しても入試データが公表されているかとは思いますが、それが何の倍率なのか、今の志願者倍率はどうなのか、昨年は最終的にどの程度の実質倍率だったのかをデータで見ることにより、今年度の傾向が何となくでも読めてきます。このデータ分析あたりは高校や塾・予備校の先生方が専門です。
受験前に相談することを強くおすすめします。