高校の成績は大学入試にどんな意味を持つ? 
学校の成績を上げるには?

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​大学受験では内申なんて関係ねぇ! 

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無知は不幸の始まり……

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え? ほわい?

「大学入試は当日の一発勝負!高校の成績は関係ないから、学校の勉強は手を抜いてもいでしょう?」と聞くことがあります。本当にそうでしょうか?

いいえ、大学入試でも高校の成績は重要な意味を持っています。大学入試改革の点から見ても、関係ないとは言い切れない事情があるのです。

今回は大学入試を目指す高校生が、学校の勉強やテストを頑張っておくことの意義とメリットについて解説します。
後からでは取り返せない内容です。ぜひ参考にしてみてください。

「高校の成績」が良いと入試のチャンスが広がる

「高校の成績」という言葉が指すのは、高校が発行する「調査書」のことですね。調査書は「内申書」とも呼ばれ、高校の学業成績や授業態度、部活動などの活動や健康状態が書かれています。

 

一般入試で大学を受ける場合は、調査書が合否に与える影響はほぼありません。共通テストや大学個別試験の得点で合否が決まります。

 

※ただし!ボーダーラインぎりぎりに同じ得点の受験生が複数いた場合は、調査書の内容を参考に合否を決めることもあるそうなので注意!


 

ところが「高校の成績が良いと受験チャンスが広がる」ということは知っていますか?

そうです、推薦入試や総合型選抜(旧AO入試)といった受験機会が増えるのです。


 

推薦入試も総合型選抜も、出願に当たっては一定の「評定平均基準」を設けている大学がほとんど。

「評定平均」については後で詳しく書きますが、分かりやすく言うと「高校のテスト結果をを大学にも通じる基準で数値化したもの」です。

 

高校のテストで良い結果を残すと評定平均が上がります。結果的に出願基準に達する大学が増え、受験のチャンスが増えるという論理ですね。


 

また大学側もこれまでの「当日試験一発勝負」偏重から「推薦・総合型選抜」重視に舵を切り始めています。大学入試改革を受けたこの動きは私立大学のみならず、国立大学でもビジョンプランを立てて進められています。

 

推薦・総合型選抜に調査書はつきもの。今後は「高校の成績」が大学入試に与える影響は大きくなっていきそうですね。

「高校の成績」が大学入試に与える具体的な影響

では「高校の成績」が大学入試に与える影響を具体的に見てみましょう。

 

◎ 推薦入試の場合

推薦入試には、「指定校推薦」と「学校推薦」があります。

 

「指定校推薦」とは主に私立大学で行われている制度で、大学側が高校に対して推薦枠を与え、優秀な生徒を推薦してもらう制度です。推薦人数は前年度の入試実績によって変動しますし、ない年もあります。推薦が決まった時点で、ほぼ合格確定という点が受験生にとって魅力的です。

 

進学校だと早稲田大をはじめとした有名大学の指定校推薦枠があることも!もちろん校内で大人気、結局学校の成績が優秀な人が優先的に選ばれることになります。「高校の成績」が大学入試に意味を持つ瞬間です。


 

「学校推薦」は国公立大学でも9割以上で行われています。近年は東京大学や京都大学などの難関国立大学でも推薦型の入試が導入され話題となりました。もし「学校推薦」で不合格になったとしても、同じ大学を一般選抜で受験できます。

 

この「学校推薦」には校長先生の推薦が必須です。また「調査書の学習成績の状況◯以上」「◯浪まで」といった出願条件が設定されている場合が多く、ここでも「高校の成績」がものをいうわけです。



 

◎ 総合型選抜(旧AO入試)の場合

「総合型選抜」は「推薦入試」と違い、学校長の推薦は不要です。しかし検定やスポーツ等で優秀な成績を収めていることが出願条件だったり、受験生自身が作成して提出する出願書類が多かったりと、決して易しい選抜方式ではありません。

これは総合型選抜の目的が「高い学習意欲や学びへの明確な目的意識」を重んじているからです。

 

受験生の能力・適性や学習に対する意欲などを時間をかけて総合的に評価するため、当然高校からの調査書の内容も評価基準として重視されることになります。

 

◎ 一般入試の場合

一般入試は、現時点では調査書の影響はほとんどないと先に書きました。

 

ただし!文部科学省は、一般入試でも調査書など「当日の試験以外の資料」の活用度を上げる方針を表明しています。これは高校・大学入試・大学の3つが一体となった教育改革「高大接続改革」の一貫としての措置です。 

 

実際に文科省からの通知にはこのように書かれています。

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<一般入試の課題の改善点>

① 筆記試験に加え、「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」をより積極的に評価するため、調査書や志願者本人が記載する資料等の積極的な活用を促す。

 

各大学の入学者受入れの方針に基づき、調査書や志願者本人の記載する資料等をどのように活用するのかについて、各大学の募集要項等に明記することとする。

 

-「平成33年度大学入学者選抜実施要項の見直しに係る予告の改正について」|文部科学省

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分かりやすくまとめると、

・一般入試でも調査書をもっと活用しましょう!

・調査書をどう活用するかは募集要項にちゃんと書きましょう!

ということです。

 

これからはどの入試方式を目指すにせよ、調査書は無視できない存在になっていくことがわかりますね。

「高校の成績」は定期テストの点数で決まる!

ここからは、高校の成績はどう決まる?何を頑張ればいい?という点を解説します。

ます学校の成績には「内申点」と「評定」という2種類があることを押さえましょう。

「評定」とは各科目に5段階でつける評価の数値のことで、「内申点」とは評定を使って計算される数字のことです。ちなみに大学に提出するのは「評定の平均値」です。つまり科目ごとの「評定」をあげると、それを使って計算される「内申点」も上がるという仕組みです。

高校生の場合、評定は定期テストの得点が最も大きなウェイトを占め、その他授業態度や小テストの成績、提出物などの評価が加わって点数がつけられていきます。

どの科目の評定も、高1・1学期からの成績が積み重なります。そして多くの推薦入試は高3の2学期中に行われるので、大学に提出する評定平均は高1の1学期から高3の1学期までということになりますね。そう、高1・2生での成績が極めて重要なのです。

もし高1・2で学校の勉強やテストをさぼっていた生徒が、高3になってから急に推薦入試を希望したら?高1・2での成績がイマイチなので、そもそも大学側の基準に達しておらず、出願すらできないということになりかねません。
チャンスをみすみす逃すのはもったいないことですよね。


推薦入試を受けるかどうかを決めるのは、受験生になってからで十分間に合います。しかしいざその時になったときに「推薦入試を受けられる自分(の成績)」であるためには、高1からコツコツと学校の勉強とテストに取り組んでいることが大切なのです。

まとめ

考えてみれば大学入試の出題内容は、高校の学習そのものですよね。日々の授業を大切にし、予習復習と演習に取り組み、テストで実力を発揮しておくことは、「学校の成績アップ」につながるだけではなく、受験勉強そのものでもあるのです。

いざ受験に立ち向かうとき、一つでも多く選択肢を持つ方法は、日々の学習をコツコツ頑張ることに他なりません。

つい音を上げたくなったときには、ぜひ私たちに相談してくださいね。一緒に頑張っていきましょう!